第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 10:00 |
| 会場名 | 202B |
| 講演番号 | L-4 |
| 発表題目 | 2024年秋に鳥取県で大量捕獲されたツキノワグマの特徴 Characteristics of the Asiatic black bears captured in large numbers in Tottori Prefecture in autumn of 2024 |
| 所属 | 鳥取県林業試験場 |
| 要旨本文 | 全国でクマ類の大量出没が大きな問題となっているが、鳥取県でも2024年はブナ科堅果類が凶作で、ツキノワグマ(以降「クマ」)の大量出没が予想された。実際、過去3番目に多い124頭が捕獲され、県担当課は大量出没年としたが、集落周辺の目撃情報はそれ程多くなく、農業被害も少なかった。 鳥取県でクマ分布が集中している県東部について整理すると、2024年は117頭が捕獲され、10月中旬から急激に捕獲数が増加し、11月下旬まで捕獲が多い状況が続き、この期間にオス27頭、メス48頭、合計75頭が捕獲された。この期間に捕獲された個体について、捕獲数が増加した期間が同じで集落や果樹園へ大量出没した2016年と比較したところ、2024年は体重の軽い個体が多く、くくりワナに対して箱ワナでの捕獲割合が低く、メスの割合が高く、高齢個体や低標高地での捕獲が少ない傾向であった。これらのことと、農業被害や集落付近の出没情報が少なく、コア生息地ではヤマブドウ類やサルナシ等の漿果類が大豊作なのが観察されたこと等から、小型等で餌獲得競争に弱い劣位な個体が、採餌のために行動圏を広げて捕獲され、大量出没ではないが、捕獲数の増加として現れたと考える。 |
| 著者氏名 | ○西信介 |
| 著者所属 | 鳥取県林業試験場 |
| キーワード | ツキノワグマ, 大量捕獲, 特徴 |
| Key word | Asiatic black bear, mass capture, charactristics |