第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 14:45 |
| 会場名 | 202B |
| 講演番号 | L-12 |
| 発表題目 | ビロウドカミキリのユズリハ選好性 Feeding and host preferences of Acalolepta fraudatrix (Coleoptera, Cerambycidae) for false daphne |
| 所属 | 石川県農林総合研究センター林業試験場 |
| 要旨本文 | ビロウドカミキリ(以下、本種)に感染している細胞内共生細菌のボルバキアは、本種に細胞質不和合を引き起こすことがAikawaら(2022)によって示された。我々はこの研究を進展させるため本種の生態や飼育技術の研究を進めている。本種は広葉樹と針葉樹を食樹とする広食性であるが、ユズリハでの記録が多い。しかしユズリハは有毒のアルカロイドを含み、枯れ葉を後食させると悶絶・死亡することがある。本種のユズリハ選好性を評価するために、アカマツ、カツラ、ユズリハの丸太を林縁に集積し、本種の産卵に曝した。また後食用の餌として、クリ、トチ、ハクウンボク、カツラ、ユズリハの枯れ葉を吊るし、成虫の誘引数を比較した。そして捕獲した成虫にユズリハ枯れ葉を後食餌、丸太を産卵床として飼育を試みた。その結果、集積したユズリハ丸太から表面積10cm2あたり0.07頭の成虫が脱出し、カツラ>ユズリハ>アカマツとなった。吊り下げたユズリハ枯れ葉に成虫7頭が誘引捕獲され、ユズリハ>ハクウンボク>カツラ=クリ=トチとなった。ユズリハ飼育丸太では表面積10cm2あたり1.2頭の幼虫が生育していた。これらの調査により、本種のユズリハに対する選好性が確認された。 |
| 著者氏名 | ○江崎功二郎1 ・ 小澤壮太2 ・ 中村克典2 ・ 相川拓也3 |
| 著者所属 | 1石川県農林総合研究センター林業試験場 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所東北支所 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所きのこ・森林微生物研究領域 |
| キーワード | ビロウドカミキリ, 寄主選好性, ユズリハ |
| Key word | Acalolepta fraudatrix, host preference, false daphne |