第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 9:00 |
| 会場名 | 202B |
| 講演番号 | L-1 |
| 発表題目 | クマ剥ぎ対策としての塗布型忌避剤の効果 The Effectiveness of Applied Repellents as a Countermeasure Against Bear Bark-Stripping Damage |
| 所属 | 長野県林業総合センター |
| 要旨本文 | 長野県における獣類による林業被害額は、ツキノワグマによるクマ剥ぎ被害の占める割合が最も大きい。近年、簡易な対策手法として硫黄を有効成分とした塗布型忌避剤が開発され、スギ等の樹皮に塗布する方法が普及しつつある。しかし、単年における有効性は報告されているものの、残効期間を継続的に評価した事例は少ない。本調査では、豪雪地でクマ剥ぎ被害が激害化している長野県栄村秋山のスギ林内に、忌避剤を塗布しない無処理区、根元のみに点状塗布した点状塗布区、根元に加えて地上高約1 mに線状塗布した点+線状塗布区を設け、2022~2025年にかけて新規被害本数率等を比較した。その結果、無処理区では各年の新規被害本数率が10~22%と高く年変動も大きかったのに対し、両処理区では調査期間を通じて無処理区より低い傾向を示した。一方、処理区では経年とともに被害率の上昇が認められた。現地の観察では忌避剤の脱落が確認され、降水や積雪により忌避剤の剥離が生じ、効果が低下した可能性があった。 |
| 著者氏名 | ○柳澤賢一 ・ 小山泰弘 |
| 著者所属 | 長野県林業総合センター |
| キーワード | スギ, ツキノワグマ, クマ剥ぎ, 塗布型忌避剤, 残効期間 |
| Key word | Japanese cedar, Japanese black bear, bear bark-stripping, applied repellent, residual effectiveness period |