第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

高校生ポスター発表[high-school student poster presentation]

日付 2026年3月17-18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 102
講演番号 KP-39
発表題目 持続可能な森林づくり ~どんぐりで広げる水源林保全と国土保全の輪~
所属 熊本県立矢部高等学校
要旨本文  私たちが暮らす熊本県山都町は、阿蘇外輪山の南に位置し、標高約400~700mに広がる中山間地である。緑川の源流をはじめとする清らかな水と、豊かな森林に恵まれた地域であり、「水のふるさと」とも呼ばれている。町には、国宝である「通潤橋」や、農業用水を分配する「円形分水」など、昔から水と共に暮らしてきた人々の知恵が受け継がれてきた。演習林に自生するクヌギからどんぐりを採取し、発芽実験を行った。使用した土壌は二種類。一つは演習林から採取した腐葉土を多く含む土、もう一つは裸地から採取砂状である。結果は、腐葉土を含む土での発芽率が高く、発芽に係る日数も短かった。保育園やイオンモールでの「どんぐり植え付け教室」を開催、森づくりの輪を広げる活動を定期的に行い、できた苗は耕作放棄地に移植した。これらの活動を通じて、どんぐりから育てるクヌギの森づくりを通して、水源を守り、災害を防ぎ、生物多様性や地域経済にも貢献できる森林の多面的な力を実感できた。この取り組みは、保育園児や地元の方々、企業や行政など、多くの人とのつながりの中で“輪”として広がっており、どんぐりで広げる水源林保全と国土保全の輪を、次の世代へとつないでいきたい。
著者氏名 林業科学科2年 小柴馨、上村心暖、岩永蓮、井上輝琉
著者所属 熊本県立矢部高等学校
キーワード 水源林, 里山, 森林教室, 森づくり, 耕作放棄地活用