第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
高校生ポスター発表[high-school student poster presentation]
| 日付 | 2026年3月17-18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 102 |
| 講演番号 | KP-14 |
| 発表題目 | 新里のサクラソウ群落の調査および保全活動 |
| 所属 | 群馬県立勢多農林高等学校 |
| 要旨本文 | 群馬県桐生市新里にある県指定天然記念物「サクラソウ群落」では個体数が激減し、現在は絶滅が危惧される状況にある。私たちは、これまで赤城山で行ってきた保全活動の経験を活かし、令和6年度より県の依頼を受けて新里地区の調査と保全に乗り出した。 サクラソウの繁殖には長花柱花と短花柱花の2つの花型の存在が不可欠だが、現地では種子形成を阻害するくろぼ菌の感染が確認されており、遺伝的多様性の低下や花型の偏りによる絶滅リスクが高まっている。そこで本研究では、バイオテクノロジーを用いた「域外保全」として採種した種子をもとにして遺伝資源の保護を行うとともに、数値化を導入した正確な花型評価と測量の手法を用いた群落の記録を実施した。これらにより、科学的根拠に基づいた保全活動を展開し、貴重なサクラソウ群落の再生と存続を目指した。 その結果、花型評価では、近隣の市指定群落において花型の偏りが少なく、多様性があるのに対し、県指定群落においては長花柱花が少なかった。さらに約57%の花に黒穂菌の分生胞子が確認できたことから、種子繁殖が阻害されている可能性が高いことが示唆された。 |
| 著者氏名 | 植物系1年 布施あやね、福原陽月 |
| 著者所属 | 群馬県立勢多農林高等学校 |