第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

利用部門[Forest Engineering]

日付 2026年3月18日
開始時刻 9:30
会場名 406
講演番号 K-3
発表題目 タワーヤーダ作業を考慮した幹線路網の設計支援手法の検討
Study of design support method for main road network considering tower yard work
所属 鳥取県林業試験場
要旨本文 鳥取県では近年、森林作業道の作設が進み、路網作設に適した緩傾斜地のうち新規開設が可能な地域が減少している。また、無理な路網開設に伴う山地災害リスクの増大が課題となっている。これらを克服する手法として、環境負荷を抑えつつ急傾斜地に対応可能なタワーヤーダの導入が期待されるが、タワーヤーダの運用を前提とした幹線路網の計画は熟練者の経験に依存している。本研究では、GISおよび路網設計支援ソフト(FRD)を用い、タワーヤーダ運用に適した幹線路網候補地を客観的に評価・可視化する手法を構築した。本手法は、評価軸を、・タワーヤーダの設置安定性および作業効率、・大型トラックが転回・後進可能なヤード設計および作業動線条件とし、これらの条件を統合的に解析した。三朝町内に総面積4,668haのモデル地区を設定し、本手法を適用した結果、対象面積の12.3%に相当する最適・准候補地を抽出でき、計画段階での効率的な候補地の絞り込みが可能となった。本手法により、従来の属人的な計画をデータに基づく客観的な判断へと転換させ、客観的な路網計画の作成、安全性の向上および関係者間における合意形成円滑化の促進が期待される。
著者氏名 ○矢部浩
著者所属 鳥取県林業試験場
キーワード タワーヤーダ, 森林路網, 路網設計支援ソフト, GIS
Key word tower yard, forest road, Road network design support software, GIS