第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

日付 2026年3月18日
開始時刻 17:15
会場名 405
講演番号 J-30
発表題目 モンゴル森林ー草原エコトーンにおける永久凍土活動層と植生土壌構造の関係
Linkages Between Active Layer Thickness and Vegetation_Soil Structure in the Forest_Steppe Ecotone of Mongolia
所属 名古屋大学
要旨本文 本研究は、モンゴル森林―草原エコトーンにおける同一林分内の活動層厚の空間変動を把握するとともに、気象情報から活動層厚を評価するStefanモデルを用いて実測値と推定値の違いを評価することで、活動層厚の厚さの不均質性におよぼす要因を検討することを目的とする。調査はモンゴル国立大学Udleg Forest Research Station内の森林・疎林・草原(各3地点)で2025年8月に簡易貫入試験と土壌構造調査を実施した。また、2023~2025年に得られた森林地点の熱伝導性N-factor=気温/地温として算出した。 活動層厚は森林(1.1~1.6m)、疎林(1.0~3.0m)、草原で1箇所(2.4m)確認されたが、その他3.0mに凍土が確認されない箇所もあった。A0層は5.2~10.0cmであり、森林で厚くなる傾向がみられた。また貫入試験の結果、1.0~1.4mに角礫層があることが確認された。A0層や角礫層の存在は、層内の隙間や水分の含み方による熱の遮断性変化の要因より熱伝導性が異なることも報告されており、森林などの植生被覆に加えて土壌構造が活動層の厚さに影響していることも考えられた。発表では、モデルによる活動層厚の値と実測値を統合した解析を報告する。
著者氏名 ○枩村佳祐1 ・ 小谷亜由美1 ・ 五味高志1 ・ Dashtseren, Avirmed2 ・ Baatarbileg, Nachin3 ・ 檜山哲哉4 ・ 沢田芙祐子5 ・ 中井太郎6
著者所属 1名古屋大学大学院生命農学研究科 ・ 2モンゴル科学アカデミー・地理学地生態学研究所永久凍土研究部門 ・ 3モンゴル国立大学 ・ 4名古屋大学宇宙地球環境研究所 ・ 5名古屋大学大学院環境学研究科 ・ 6國立台灣大學森林環境_資源學系
キーワード 永久凍土活動層, 植生構造, 相互作用
Key word Permafrost Active Layer, vegetation structure, interaction