第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

立地部門[Forest Environment]

日付 2026年3月18日
開始時刻 9:45
会場名 101
講演番号 I-4
発表題目 常陸太田試験地における皆伐後の窒素動態の経年変化
Long-term Changes in Nitrogen Dynamics Following Clear-cutting at the Hitachi-Ota Experimental Site
所属 京都大学大学院
要旨本文 植物の必須元素である窒素は、森林では落葉や枯死体由来の窒素を再び吸収する内部循環が卓越する。森林施業、特に現在の主流の主伐方法である皆伐は窒素循環を大きく攪乱し、流域から窒素を流出させる。伐採は近年活発化しており、伐採方法を評価することが求められている。さらに、大気由来の窒素が大量に供給された場合も窒素流出が生じるが(窒素飽和)、窒素飽和した森林での施業が窒素動態にどのような影響を及ぼすかは明らかにされていない。そこで、本研究では窒素飽和した関東地方の森林において、皆伐を含む長期的な窒素動態の変化とその要因を、物質的側面からだけでなく微生物相ならびに地形要因からも検討することとした。対象は茨城県北部の常陸太田試験地の皆伐後年数0、1、2、3、7、17、38、53、60年のサイトである。各集水域において土壌採取による無機、有機窒素の化学分析、窒素循環に関する環境DNA分析、LiDAR計測による地形分析を行った。その結果、皆伐直後に表層土壌中のNO3-N量が増加し、2年程度で収まることが明らかになった。また、53年生林分で硝化が高いことが明らかになった。本発表では微生物相ならびに地形解析などの詳細な結果を報告する。
著者氏名 ○諸橋佑星1 ・ 小田智基2 ・ 横部智浩3 ・ 北原壮恭4 ・ Tin, Myo Linn1 ・ 長谷川尚史3 ・ 岩上翔2 ・ 加藤翼5 ・ 藤村光希1 ・ 徳地直子3
著者所属 1京都大学大学院農学研究科 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林防災研究領域 ・ 3京都大学フィールド科学教育研究センター ・ 4京都大学大学院地球環境学舎 ・ 5福島大学食農科学研究科
キーワード 常陸太田, 窒素循環, 窒素流出
Key word Hitachiota, Nitrogen cycle, Nitrogen leaching