第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
立地部門[Forest Environment]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 9:30 |
| 会場名 | 101 |
| 講演番号 | I-3 |
| 発表題目 | 土壌微生物群集の深度方向の変化と窒素・炭素無機化速度との関係 Vertical shifts in soil microbial communities and their relationship to nitrogen and carbon mineralization rates |
| 所属 | 岡山大学 |
| 要旨本文 | 土壌微生物群集は森林の炭素・窒素循環に重要な役割を担うことが表層土壌を対象とした研究で明らかにされてきた。一方で、土壌からの二酸化炭素放出に対して下層土壌の寄与が大きいことが指摘されるなど、近年下層土壌における炭素・窒素循環の重要性が指摘されている。しかし、土壌微生物の深度方向の変化と炭素・窒素循環との関わりには依然不明な点が多い。そこで、火山灰土壌および非火山灰土壌の4つの森林の深さ0_60cm土壌において、真菌・原核生物の遺伝子量および群集組成の変化と炭素・窒素無機化速度との関係解明を目的とした研究を行った。結果として、真菌・原核生物ともに遺伝子量は深度とともに減少し、特に30cm以深で遺伝子量が大きく低下した。群集構造も土壌深度で有意に異なったが、変化のパターンは調査地によって異なった。また、微生物の遺伝子量は炭素・窒素無機化速度と有意な強い正の相関関係を示した。一方で、土壌理化学性・遺伝子量に加えてVerrucomicrobiiaなどの相対優占度を含むモデルのAICが最小となった。このことから、深土壌も含めた炭素・窒素無機化速度の予測には微生物の量とともに群集構造も重要な要因であることが示唆された。 |
| 著者氏名 | ○中山理智1,2 ・ 阿部有希子1,3 ・ 安藤麻里子1 ・ 小嵐淳1 |
| 著者所属 | 1日本原子力研究開発機構原子力基礎工学研究センター ・ 2岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域 |
| キーワード | 土壌深度, 窒素無機化, 二酸化炭素放出, 土壌微生物 |
| Key word | Soil depth, Nitrogen mineralization, CO2 emission, Soil microbial communities |