第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
立地部門[Forest Environment]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 9:00 |
| 会場名 | 101 |
| 講演番号 | I-1 |
| 発表題目 | スギヒノキ人工林における斜面位置による土壌温室効果ガスフラックス特性 Topographic Variation in Soil GHG Fluxes in a Japanese Cedar and Cypress Plantation |
| 所属 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所 |
| 要旨本文 | 森林土壌の温室効果ガス動態は地点間差異が大きく、特に日本の複雑な地形下では斜面位置に伴う変動が顕著である。本研究ではスギ・ヒノキ人工林を対象に、地形に起因する土壌物理性の違いがガスフラックスに及ぼす影響を野外観測と室内培養試験の比較から検討した。茨城県石岡市の57~70年生スギ・ヒノキ林にて、斜面上部から下部にかけて6地点で温室効果ガス(CH4、CO2)フラックスを2023年6月より月1度の頻度で測定した。また2025年11月に各観測地点付近の表層0~5・の不攪乱土壌を採取し、三相組成を測定するとともに室内培養により20℃条件下での潜在的フラックスを測定した。CH4は多くの地点で土壌へ吸収されていたが、気相率が10%以下と著しく低く、液相率が50%を超えるスギ林斜面下部の1地点において室内で最大1.6、野外(夏季)で最大36μgC/m2/hの放出が確認された。同地点はCO2放出量も他地点より低水準であった。この地点を除く5地点では気相率に応じてフラックスが変動した。斜面位置に伴う土壌通気性(気相率)が、温室効果ガスの吸収・放出特性を決定付ける支配的要因であることが示唆された。 |
| 著者氏名 | ○阪田匡司 ・ 橋本昌司 |
| 著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 |
| キーワード | 斜面位置, 土壌水分, 通気性, 土壌温室効果ガスフラックスポテンシャル |
| Key word | Slope position, Soil moisture, Gas diffusivity, Soil GHG emission/uptake potential |