第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 11:15 |
| 会場名 | 303 |
| 講演番号 | F-8 |
| 発表題目 | 異なる日長下におけるスギ3系統の成長の応答及び地上部/地下部比の変化 Growth response and change in shoot/root in three Cryptomeria japonica clones under different photoperiods |
| 所属 | 森林総合研究所林木育種センター |
| 要旨本文 | スギ原種苗木の増産効率向上には、施設内環境制御による成長促進技術の確立が求められている。スギは短日条件等によって成長が抑制されるまで伸長成長を継続する連続成長型の樹種であるが、自然環境下における成長停止時期には地域間差が報告されており、その要因として日長応答性の種内変異が想定される。そこで本研究では、スギの伸長成長およびバイオマス配分に対する日長応答特性とその種内変異を明らかにすることを目的とし、自然環境下で成長停止時期の異なる3系統を対象に、人工気象室において日長を10、12、16時間に設定した15週間の栽培試験を行った。その結果、伸長成長を停止する限界日長は系統間で大きく異なり、日長応答の閾値に関する種内変異が存在することが示唆された。一方、いずれの系統においても伸長成長停止後も直径成長は継続した。また、長日条件ほど枝葉へのバイオマス配分が増加し、地上部/地下部比は16時間日長で最大となった。これらの結果は、日長制御による地上部成長促進が系統を問わず成立する可能性を示す。 |
| 著者氏名 | ○黒澤陽子 ・ 能勢美峰 ・ 平尾知士 ・ 大平峰子 ・ 永野聡一郎 ・ 三浦真弘 |
| 著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター |
| キーワード | スギ, 日長応答性, 地上部/地下部比 |
| Key word | Cryptomeria japonica, photoperiodic response, Shoot to root ratio |