第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 11:30 |
| 会場名 | 中ホール200 |
| 講演番号 | E-9 |
| 発表題目 | 北海道東部における天然林択伐施業地の長期動態 Long-term stand dynamics of a natural forest under selection cutting regime in eastern Hokkaido |
| 所属 | 北海道大学 |
| 要旨本文 | 国内産広葉樹材への高い需要を受けて、北海道の天然林において択伐施業が再度注目されている。しかし持続的に施業を行なうための知見は不足している。そこで本研究では、北海道東部に位置する置戸町の道有林に設定された試験地において、20年に及ぶ長期動態を記述した。この試験地では「照査法」の理念に基づいて1950年以降択伐施業が継続されてきた。そのうち8年間隔でこれまで8回の択伐が実施されてきた林分(択伐区)、および隣接する無施業林分(対照区)を対象とした。それぞれ面積1.44haの調査プロットで行われた毎木調査(dbh12.5cm以上・個体識別あり)のうち、2025年と、2006年(択伐区)または2007年(対照区)のデータを比較した。また、下層木(樹高2m以上かつdbh12.5cm未満)および稚樹(樹高2m未満)の生育状況もとりまとめた。択伐区では期間中2回の伐採(2006年の蓄積比で15%程度)が行なわれたが、蓄積は、対照区と同程度の比率で増加していた。ただし、択伐区においては小・中継木の本数減少が顕著で、また、下層木・稚樹密度もそれぞれ期首の3~4割に減少していた。このような動態・林分構造から施業の影響を考察し、今後の方針・留意点を議論する。 |
| 著者氏名 | ○吉田俊也 |
| 著者所属 | 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター |
| キーワード | 天然生針広混交林, 持続的木材生産, 照査法, 蓄積変化, 天然更新 |
| Key word | natural conifer-broadleaved mixed forest, sustainable timber production, control method, volume change, natural regeneration |