第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 2026年3月18日
開始時刻 15:45
会場名 中ホール200
講演番号 E-15
発表題目 ヒノキ人工林における間伐強度の違いが20年後の林床植生に及ぼす影響
Long-term effects of thinning intensity on understory vegetation in a Hinoki (Chamaecyparis obtusa) plantation
所属 京都府立大学
要旨本文 本研究は、ヒノキ人工林における間伐強度の違いが20年後の林床植生に及ぼす影響を明らかにすることを目的として行った。2004年に高知県内2カ所(高知大学嶺北フィールドおよび津野町太夫畑)に、胸高断面積間伐率の異なる試験区(嶺北フィールド:0・30・40・60%間伐区、太夫畑:0・20・50・70%間伐区)を設定し、間伐前および間伐後1・2・3・13・20年に林床植生および残存ヒノキの成長量を調査・比較した。その結果、両調査地とも間伐直後に出現種数は大きく増加したが、その後は増加が鈍化し、20年後には無間伐区を除く全試験区で種数が減少していた。特に60%以上の強度間伐区では、20年後に無間伐区と同程度の種数まで低下した。Shannonの多様度指数(H')は、一部の試験区を除き、間伐前、13年後、20年後で大きな変化は認められなかった。一方、20年後には両調査地とも上層のヒノキ樹冠が再び閉鎖しており、針広混交林化の実現には1度の強度間伐では不十分で、繰り返しの間伐が必要であることが示唆された。
著者氏名 ○市栄智明1 ・ 西原由菜2 ・ 黒岩宣仁3 ・ 渡辺直史3
著者所属 1京都府立大学大学院生命環境科学研究科 ・ 2高知大学農林海洋科学部 ・ 3高知県立森林技術センター
キーワード 間伐強度, ヒノキ, 林床植生, 広葉樹林化
Key word thinning intensity, Chamaecyparis obtusa, understory vegetation, conversion to broad-leaved forest