第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 2026年3月18日
開始時刻 15:15
会場名 中ホール200
講演番号 E-13
発表題目 農地跡地での植栽木の成長と土壌の浸透能
Growth of Planted trees and Soil infiltration capacity on Devastated farmland
所属 鳥取県林業試験場
要旨本文 鳥取県内の荒廃農地面積は農業従事者数の減少等による影響で10年前に比べて2倍ほどに増加している。荒廃した農地は公益的機能の低下や虫害、獣害の発生源になるなど、周辺に悪影響を及ぼすことが指摘されている。こうした問題への対応策の一つとして林地化が挙げられ、鳥取県内でも農地跡地で植林が行われているが、生育不良などの問題が発生している。昨年度は生育不良と土壌硬度の関係について調査を行い、センダン植栽地及びクヌギ植栽地において、樹高成長率と根鉢深における土壌硬度との間に正の相関が認められることを報告した。本年度は植栽木の成長状況と植栽地の浸透能の関係について調査したので報告する。浸透能は、調査地の地表から深さ20~30cmの土層を対象に、鋼製円筒(直径11cm、長さ30cm)を用いた簡易現場透水試験により測定した。測定位置は調査地の中央1か所とした。浸透能は、センダン植栽地における水田跡地での平均値が114.2 mm/hrであるのに対し、果樹園跡地では平均値が421.2mm/hrであり、有意に高い値を示した。植栽木の活着率も果樹園跡地で有意に高かったことから、浸透能が植栽木活着率に影響を及ぼしている可能性が示唆された。
著者氏名 ○園田茉央
著者所属 鳥取県林業試験場
キーワード 成長, 農地跡地, 浸透能
Key word growth, Devastated farmland, infiltration