第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2026年3月17日
開始時刻 11:15
会場名 201B
講演番号 D-5
発表題目 ドローンとAIを活用した上田市の森林境界明確化と林相タイプ別区分
Clarifying forest boundaries and classifying forest types in Ueda City using drones and AI
所属 精密林業計測株式会社
要旨本文 近年、山林において木材価格の低迷等を背景として森林所有者の関心が低下し、境界の不明確化や再造林の停滞が課題となっている。さらに、国産材素材供給量のうち広葉樹は約6.9%にとどまり、その利用は限定的である。その要因の一つとして、広葉樹を含む林相や資源量に関する基礎情報の不足が挙げられる。本研究の目的は、普及型ドローンによる空撮画像とAI画像解析を用いて森林の現況および林相を把握し、林相情報の活用による山林境界の明確化と広葉樹分布把握の可能性を検討することである。調査では、対象山林においてドローン空撮画像を取得し、広葉樹を含む主要樹種についてAIによるタイプ別林相区分を行った。得られた林相情報を基に森林調査素図を作成し、林縁部における境界推定を試みた。その結果、素図作成段階において境界木と考えられる立木の位置推定にタイプ別林相区分が活用可能であることが確認された。また、対象地において約7割の精度で広葉樹分布を把握できることが示された。以上より、普及型ドローンを用いた林相把握は、山林境界明確化の補助的手法として有効であるとともに、広葉樹資源の利用促進に向けた基礎情報整備に寄与する可能性が示唆された。
著者氏名 ○原佳輝1 ・ 荒井秀1 ・ 加藤正人2 ・ 米田寛之3 ・ 中川太人3
著者所属 1精密林業計測株式会社 ・ 2信州大学農学部 ・ 3上田市
キーワード 森林境界明確化, 樹種分類, ドローン, AI
Key word Clarifying forest boundaries, Tree species classification, drone, AI