第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2026年3月18日
開始時刻 17:00
会場名 201B
講演番号 D-35
発表題目 バイオマス燃料製造を主業とした林業の収益性分析
Profitability Analysis of Broadleaf Forestry Focused on Biomass Fuel Production
所属 芝浦工業大学
要旨本文 国内林業は収支低迷や労働力不足により、管理放棄された広葉樹林の増加が課題である。一方、脱炭素社会に向け、木質バイオマス燃料としての広葉樹利用が注目されている。本研究では、未利用広葉樹を活用した燃料生産主業型林業の成立可能性を検証するため、兵庫県宝塚市玉瀬地区を対象に実測データに基づく収益性分析を行った。まず、需要把握として林野庁の指針に基づき、対象地から半径50km圏内を基本供給圏域と設定し、GISを用いた空間分析により燃料需要量を特定した。また、搬出量が需要を上回る場合には供給距離を段階的に拡大させ、それに伴う輸送距離の延伸が支出を増大させるプロセスを分析モデルに組み込んだ。次に、現地での伐採実証による作業時間や搬出材積データから、燃料製造に係る固定費および変動費を積算した。これら算出された支出と想定される事業収入を比較し、事業収支を評価した。最終的には、現状の市場環境下で林業経営が黒字化するための損益分岐点や、必要な販売単価、稼働体制等の具体的な成立要件を明らかにした。
著者氏名 ○小川朋大 ・ 磐田朋子 ・ 吉岡剛
著者所属 芝浦工業大学システム理工学部
キーワード 林業経営, 山梨県, 林業事業体
Key word Forestry Management, Yamanashi Prefecture, Forestry business entity