第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2026年3月18日
開始時刻 14:45
会場名 201B
講演番号 D-28
発表題目 近自然型森林管理における先端デジタル技術の活用可能性
Possibilities for utilizing cutting-edge digital technologies in close-to-nature forest management
所属 東京大学
要旨本文 近自然型森林管理とは、森林本来の自然の力を尊重し、人為的介入を抑えながら、生態系の多様性と健全性を維持し、持続可能な木材生産と環境保全の両立を目指す森林管理手法である。1990年代以降、欧州を中心に発展し、天然更新を基本とした施業や枯死木の保全などを特徴とする。東京大学北海道演習林では、1958年以降、欧州の近自然型森林管理と理念を共有する独自の施業体系である「林分施業法」に基づく天然林施業を実践してきた。本手法は単木択伐を基調とし、資源量調査、収穫木選定、伐採後の更新・監護など多段階の施業工程から構成されるため、作業効率性の向上が重要な課題となっている。近年発展が著しいUAVやGNSS等の先端的なデジタル技術は、これらの課題解決に資する可能性を有する。そこで本研究では、先端デジタル技術と三次元空間情報を活用した実用的な近自然型林業の計画・管理システム構築を目的として、2024年1月より農林水産省の助成のもと、スロベニア共和国との国際共同研究を実施した。本発表では、林分施業法の概要とともに本研究プロジェクトの取組について報告する。
著者氏名 ○_送求1 ・ 尾張敏章1 ・ 及川希1 ・ 平間睦樹1 ・ 小林徹行1 ・ 岸本光樹1 ・ 大島章生1 ・ 田中延亮1 ・ 鈴木智之2
著者所属 1東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林北海道演習林 ・ 2北海道大学北方生物圏フィールド科学センター中川研究林
キーワード 近自然型林業, デジタル3D空間技術, 林分施業法, 国際共同研究, スロベニア
Key word Close-to-nature forestry, Digital 3D spatial technology, Stand-based Silvicultural Management System, International joint research, Slovenia