第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2026年3月17日
開始時刻 15:15
会場名 201B
講演番号 D-10
発表題目 北方林における景観スケールでの平均林冠高と林冠粗度の関係
Landscape-scale relationship between mean canopy height and canopy roughness in a cool-temperate forest
所属 北海道大学
要旨本文 北海道北部の針広混交林において、反復LiDAR測量を用いて森林の成長量と枯死量を1haセルの空間解像度で推定した結果、それらの空間分布の推定には平均林冠高(Mean canopy height:MCH)、林冠粗度(Canopy height variation:CHV)、標高が重要な説明因子であることが示されている。ここでMCHとCHVの関係を見ると、CHVはMCHの増加に対して頭打ちの増加傾向を示すが、MCHが高い場合には両者の関係は弱くなる。本研究では数量化・類とランダムフォレストを用い、CHVの空間分布をMCHを含む環境要因により説明するモデルの作成を試みた。2014年と2022年の航空機LiDAR測量から算出した1haセルのMCH、CHV、各種環境要因を用いて解析した結果、CHVの空間分布はMCH、傾斜角、地形的湿潤度、森林タイプ、標高を用いて説明でき、2022年のCHVの観測値と推定値の推定誤差は1.13 m(数量化・類)、0.35 m(ランダムフォレスト)であった。2004年のバイオマスと環境要因を初期値として、推定したCHVを用いて2022年のバイオマスを推定すると、観測値との推定誤差は11.47 MgC ha_1(数量化・類)、11.86 MgC ha_1(ランダムフォレスト)であり、18年後の森林バイオマスの空間分布を説明できた。
著者氏名 ○細田理仁1 ・ 高木健太郎2
著者所属 1北海道大学大学院環境科学院 ・ 2北海道大学北方生物圏フィールド科学センター
キーワード 航空機LiDAR, 林冠の粗さ, 北方林
Key word Airborne LiDAR, canopy roughness, cool-temperate forest