第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]

日付 2026年3月18日
開始時刻 16:30
会場名 202A
講演番号 B-17
発表題目 i-Treeによる文化的価値評価のための3次元データを用いた景観解析
Landscape analysis using 3D data for cultural value assessment using i-Tree
所属 千葉大学
要旨本文 樹木の生態系サービスが評価できるi-Treeという無償で公開されているソフトがあり、それを用いて評価できる生態系サービスの中でも人の行動が関わる文化的サービスの定量化は難しく、課題となっていた。人の行動は、SNSデータによって容易に収集できるため、文化的価値の指標になる可能性がある。しかし、遠隔地では投稿不足により価値が過小評価される傾向がある。本研究は、投稿数に依存せず、「潜在的な景観ポテンシャル」を定量評価するモデルの構築を目的とした。東京都デジタルツインの3DデータとFlickr投稿(位置・時間情報)を統合解析し、景観ポテンシャルのベンチマークを作成した。3Dデータによる樹木構造から物理指標を算出し、投稿への「視覚的貢献度」を算出すると共に、季節別価値変動に対する投稿特性を解析してモデルに組み込んだ。本研究の対象地を樹木遺産として残る加計呂麻島のデイゴ並木や歴史的価値が高い沖縄の備瀬フクギ並木等の遠隔地とし、現地でモバイルレーザーによって森林構造を得て、文化的価値を計算した。本手法は、3次元データを活用した広域的な文化的価値評価を可能にし、観光分野への効率的な景観の保全管理に寄与できる。
著者氏名 ○齋藤拓海1 ・ 平林聡2 ・ 加藤顕1 ・ 陳碧霞3 ・ 後藤瑞穂4
著者所属 1千葉大学大学院園芸学研究科 ・ 2The Davey Institute ・ 3琉球大学農学部附属亜熱帯フィールド科学教育研究センター ・ 4株式会社木風
キーワード 並木, レーザーデータ, 樹木の価値, 地域振興
Key word Roadside tree, Laser data, Value of tree, Regional promotion