第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]

日付 2026年3月18日
開始時刻 16:00
会場名 202A
講演番号 B-16
発表題目 都市緑地の経済価値評価:札幌市を対象としたヘドニック法による分析
Economic value of urban green space: Findings from hedonic analysis in Sapporo
所属 北海道大学
要旨本文 本研究の目的は、都市緑地の価値を貨幣価値として評価することである。都市緑地は、人々の生活の質を支える重要な役割を担っている。しかし、都市緑地が有する価値は必ずしも定量的に評価されておらず、財政制約の中で整備や維持管理が十分に行われていない事例が散見される。本研究では、ヘドニック法を適用した。具体的には、目的変数に地価を、説明変数に近隣の緑地の合計面積や最寄りの公園の面積、最寄りの公園までの距離を用いた。分析対象は、札幌市における第一種および第二種住居専用地域とした。分析の結果、緑地面積が統計的に有意な正の係数を示し、公園までの距離は有意に負となった。さらに、推定結果より貨幣価値を算出すると、緑地面積が1ha増加した場合地価は約1,260円/m_上昇する。また、住宅から公園までの距離が100m近づくと地価が約7,198円/m_上昇すると推定された。本研究の結果は、都市緑地・都市公園の維持管理が便益をもたらすことを示している。さらに、都市緑地・都市公園における面積と近接性の重要性を経済的価値という観点から明らかにしている。
著者氏名 ○森田真捺1 ・ 愛甲哲也2 ・ 豆野皓太2 ・ 庄子康2
著者所属 1北海道大学農学部 ・ 2北海道大学大学院農学研究院
キーワード 顕示選好法, 都市公園, 地価
Key word revealed preference, urban park, land price