第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]

日付 2026年3月18日
開始時刻 14:30
会場名 202A
講演番号 B-11
発表題目 槍術用柄の資源確保を目的としたカシ類人工林の協働管理の取組み
Collaborative management of oak plantations to secure resources for spear shaft
所属 奈良県森林技術センター
要旨本文 宝蔵院流槍術は奈良県が発祥の古武道である。創始は約470年前で、日本を代表する槍術最大流派として発展、現在は宝蔵院流高田派槍術として奈良県を中心に約100名の伝習者が稽古に励んでいる。近年、槍の柄の材料となる長尺のカシの確保が課題となってきており、資源確保の観点から、自ら山林を所有してカシ類を植栽、育成・管理をおこなっている。このカシ類人工林の育成・管理については、奈良県森林技術センターと林業事業体の久住林業が関わっており、三者による協働管理の体制が構築されている。奈良県森林技術センターは2014年よりこの取組に関わり、2016年に成育管理指導協定を宝蔵院流高田派槍術と締結、カシ類の播種、育苗、植栽方法等を指導、植栽後は植栽木の成長量調査等を実施してきた。久住林業は林業事業体として、育成・管理等の施業の大部分を担い、これまで下刈り、枝打ち等を行ってきた。当該森林は奈良盆地内の丘陵に位置する里山林である。林分面積は約0.25haと小面積ではあるが、伝統文化の継承と資源確保を目的とした里山管理の一つの方法と位置づけることができる。本発表では当該森林における共同管理の内容及びこれまでの取組について報告する。
著者氏名 ○若山学1 ・ 一箭順三2 ・ 駒喜多学2 ・ 久住一友3 ・ 田中正臣4 ・ 久保健1 ・ 河合昌孝5 ・ 和口美明6
著者所属 1奈良県森林技術センター ・ 2宝蔵院流高田派槍術 ・ 3久住林業 ・ 4奈良県南部農林振興事務所 ・ 5奈良県フォレスターアカデミー ・ 6元奈良県
キーワード 協働管理, 伝統文化, 里山
Key word Collaborative management, Traditional culture, Satoyama