第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 14:45 |
| 会場名 | 201A |
| 講演番号 | A-6 |
| 発表題目 | 農林業センサスにみる退出・参入した林業経営体の農業経営 Agricultural Activities of Those Entering or Exiting Forest Management Using Census of Agriculture and Forestry |
| 所属 | 農林水産省 |
| 要旨本文 | 本報告の目的は、2015年および2020年の農林業センサスの個票データを用いて、2020年に参入・退出した林業経営体の農業経営がどのように変化したかを、田、畑、樹園地の経営面積及び乳牛・肉牛の飼養頭数を用いて差分の差分法により明らかにすることである。2015年が農林業経営体、2020年に継続した経営体は14,366、2020年に林業経営体を退出して農業経営体に移行した経営体は31,038であった。林業経営を退出した移行経営体は、継続経営体に比べ、畑の経営面積の拡大規模が平均で1.1a少ない一方で、樹園地では平均22.1a、乳牛の飼養頭数でも平均0.9頭多く、これらの差は統計的に有意であった。この結果は、林業経営から退出し、樹園地や乳牛飼養の経営を重点化したと言える。また、2015年が農業経営体、2020年に林業経営へ参入して農林業経営体に移行した経営体は2,361であった。林業経営に参入した移行経営体は、継続経営体に比べ、樹園地の経営面積を平均9.6a縮小させた点のみ統計的に有意であったため、樹園地経営を後退させ,林業経営を重点化したといえる。以上の結果は、果樹栽培や乳牛飼養の盛んな地域では農林複合経営が成立しにくい可能性が示唆される。 |
| 著者氏名 | ○多田忠義1 ・ 林宇一2 |
| 著者所属 | 1農林水産省農林水産政策研究所 ・ 2宇都宮大学農学部 |
| キーワード | 農林業センサス, 林業経営体, 農業経営 |
| Key word | Census of Agriculture and Forestry, forestry management entity, agricultural activity |