第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2026年3月17日
開始時刻 14:30
会場名 201A
講演番号 A-5
発表題目 農林業センサスに見る林家の農林業活動
The Agricultural and Forestry Practices of Family Forest Owners: Findings from the Census of Agriculture and Forestry
所属 鳥取大学
要旨本文 林家における農家林家の比率は減少の傾向が続いているものの、これまで、農家林家の林業経営は相対的に非農家林家よりも活発であることが指摘されてきた。さらに、林家を地域の担い手として位置付ける議論においては、農業活動の活発性が森林管理に影響するという指摘がある。そこで2020年農林業センサスの個票を用いて、林家の農林業活動全体を総体として捉え、その特徴と明らかにすることを目的に分析を行った。都道府県毎に見ると、林家の経営耕地保有率は北海道の42%から高知県の84%まで差が大きく、経営耕地と保有山林面積の相関は低かった。農業か林業のいずれかの経営体に該当する林家では、林産物販売額や林業受託販売額と農業関連の販売指標との間には関連は見られなかった。ただし、5年間の保育山林における保育・主伐の実施率をみると農業経営体に該当する林家の実施率が高く、特に農業サービスを実施した林家の実施率が高かった。素材生産量についても農業経営体の林家の生産量が高かったが、北海道は該当する外形基準によっては生産量が低かった。農林業の関連は地域によっては残存しつつも縮小傾向にあり、林業、農業のいずれかに特化する傾向が示唆された。
著者氏名 ○芳賀大地1 ・ 林宇一2
著者所属 1鳥取大学農学部 ・ 2宇都宮大学農学部
キーワード 森林所有者, 農業, 農家
Key word Forest owners, agriculture, farmer