第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2026年3月18日
開始時刻 16:15
会場名 201A
講演番号 A-30
発表題目 国内の山地放牧の存続条件についてー兵庫県美方郡を事例としてー
Existing conditions of mountain grazing in Japan: A case of Mikata county Hyogo prefecture
所属 東京農業大学
要旨本文 1920年代頃までは日本の放牧地は山地放牧が主であったが、現在は放牧草地利用に変化していると考えられる。国土の約7割が山地である我が国において、放牧による山地傾斜地の利用を模索することは、畜産業における飼料課題や農山村地域の産業継続からも意義があると考える。本研究では、神戸牛の素牛の生産地であり山地放牧を継続している兵庫県美方郡の繁殖農家を対象に、山地放牧の継続農家数とその実態を把握し、山地放牧の存続条件を明らかにすることを目的とした。方法は、美方郡和牛育種組合66名を対象に山地放牧の実施の有無や内容についてアンケート調査を行った。その後、山地放牧を継続している畜産農家5名、非継続者1名に山地放牧の条件と山地放牧を非継続とした条件について聞き取り調査を行った。その結果、アンケート調査では回答数が21件(回答率:31.8%)で、その内継続は4名、非継続は8名、その他が9名であった。聞き取り調査より、山地放牧の飼育環境では、飼育頭数は40頭前後、水の確保、傾斜方位、休息場が条件となっていた。山地放牧の目的は、牛の生育向上と生産者のコスト削減が主であったが、目的によって山地への放牧方法は異なっていた。
著者氏名 ○藤井希実子1 ・ 茂木もも子1 ・ 御田成顕2
著者所属 1東京農業大学地域環境科学部 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業経営・政策研究領域
キーワード 放牧方法, ライフヒストリー, 肉牛, 但馬牛, 森林利用
Key word grazing method, life history, beef cattle, Tajima Cattle, forest use