第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2026年3月17日
開始時刻 11:15
会場名 201A
講演番号 A-2
発表題目 京都大学上賀茂試験地の移転に京都府と京都軍政部はどのように関わったのか
The Involvement of Kyoto Prefecture and Kyoto Military Government Team in the Relocation of Kyoto Univ. Kamigamo Forest
所属 京都大学
要旨本文 1949(昭和24)年,京都大学上賀茂試験地が現在地に移転した理由は,旧試験地一帯にゴルフ場が建設されたためであった。ゴルフ場は,当初占領軍である米軍により計画されたがまもなく中止となり,これを民間資本が引き継いで建設された。この民間ゴルフ場の建設にあたって,京都府は府予算で農地を買収して用地として貸し出すなどの協力をした。米軍もゴルフコースの設計などに関与した。以上については,第135回日本森林学会大会および2025年林業経済学会秋季大会においてすでに口頭発表した。一方京都大学は,現試験地の造成や研究棟の建設などの移転整備を京都府の責任において実施するよう要請し,府はこれを了承した。ただし,その財源は府予算ではなく,いったん府が負担し,ゴルフ場建設会社に請求する形で行われた。また,京都大学は試験地造成のために米軍にブルドーザー等重機の提供などの便宜を図るよう申し入れ,米軍はこれに応じた。このように,試験地の移転には,京都府と米軍による異例の協力が行われた。その背景には,「民間」ゴルフ場の建設であるにも関わらず,京都府と米軍がこれに深く関わっていた事実があると考えられた。
著者氏名 ○坂野上なお
著者所属 京都大学フィールド科学教育研究センター
キーワード 連合軍占領下, 大学演習林, ゴルフ場建設, 移転補償
Key word under Allied Occupation, University Forest, Golf Course Construction, compensation for relocation