第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 16:00 |
| 会場名 | 201A |
| 講演番号 | A-10 |
| 発表題目 | 林業事業体における立木の大径化への対応 Response to the increase in the diameter of standing trees in forestry enterprises |
| 所属 | 高知大学 |
| 要旨本文 | 木材価格の低迷による林業の採算性の悪化は、2000年頃には多間伐長伐期施業へと素材生産活動を変化させてきた。現在は大径化した立木の取り扱いが問題となってきている。本報告では、高知県内の林業事業体45社における立木の大径化への対応の実態を、保有重機や施業方法、流通の3方向の質問により把握するとともに、大径化の影響や課題の認識について明らかにするため、書面にてアンケート調査を行った。回答では、大型重機の導入は一部に見られるのみで、主に全木集材から分割集材への変化などの「現行をベースに作業システムを見直す」選択をしている事業体が約7割と多く、その対応で発生する林内でのチェンソー作業の増加を多くの事業体が問題視していた。立木の大径化による生産性への影響の認識は、地域の森林資源の状況や事業体の保有重機の性能により良し悪し様々であったが、伐出施業の生産性を引き上げる初期から、利点と欠点が相殺しあう中期、生産性を引き下げる後期への推移で説明できた。課題認識では、下方道の非対応や対応限界、地形制約など重機の大型化の阻害要因のほか、大径化立木を避け難い現場状況、大径材技術教育への課題などが示された。 |
| 著者氏名 | ○松本美香 |
| 著者所属 | 高知大学大学院総合人間自然科学研究科 |
| キーワード | 林業事業体, 大径木, 林業経営 |
| Key word | forestry enterprises, large diameter trees, Forestry Management |