第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T2. 森林環境の持つ保健休養機能の基礎的研究と応用研究 -森林+αの可能性-[Basic and applied studies and possibilities on forest amenities -Let’s make plan α!-]

日付 2025年3月21日
開始時刻 14:15
会場名 N13
講演番号 T2-1
発表題目 高齢者による風景の注意回復評価
Attention Restoration Assessment of Landscapes by Elderly people
所属 びわこリハビリテーション専門職大学
要旨本文 背景・目的;これまで、青年を対象とした風景の注意回復評価の調査を行ってきたが、今回、少数ながら高齢男性のデータを採取できたので報告する。方法;高齢男性9名(M=84.3歳、SD=2.8歳)を対象とし、都市、渓流の風景を評価させ、過去に実施した男子学生66名(M=21.1歳、SD=2.2歳)の結果と比較した。評価測度は、主観的回復度、好ましさ、日本語版注意回復尺度(魅惑と適合、解放、拡がり)であった。実験計画は2要因(風景2水準×年齢2水準)混合分散分析であった。結果と考察;風景の主効果は拡がりを除き有意(p<.001)で、都市<渓流であった。風景×年齢の交互作用は解放を除き非有意であった。年齢の主効果は、魅惑と適合および解放において有意(p<.05)で、いずれも高齢者の方が都市環境を高く評価していた。これらの結果から、後期高齢者も概ね、学生同様に人工環境よりも自然環境の方に多くの注意回復要素を感じていようことが示された。しかしながら高齢者のサンプル数は少なく、データに偏りがあろうことも考えられる。また、データ採取も困難であった。今後、高齢者から如何に妥当なデータを採取するかが一つの課題となろう。
著者氏名 ○尾崎勝彦1 ・ 狩谷明美2 ・ 井阪尚司1 ・ 藤村良男1 ・ 井上正雄1
著者所属 1びわこリハビリテーション専門職大学フレイル・認知症予防研究センター ・ 2大阪歯科大学看護学部
キーワード 高齢者, 注意回復, 風景評価
Key word Elderly people, Attention Restoration, Landscape Assessment