第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
S7. 変動環境下における大気‐森林間の物質交換と樹木の生理生態[Atmosphere-forest material exchange and tree physiological ecology under changing environment]
| 日付 | 2025年3月21日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 14:15 |
| 会場名 | W109 |
| 講演番号 | S7-7 |
| 発表題目 | 太陽光誘発クロロフィル蛍光による生態系光合成の観測とモデル化 Observation and modeling of ecosystem-level photosynthesis by solar-induced chlorophyll fluorescence |
| 所属 | 北海道大学 |
| 要旨本文 | 陸域生態系の光合成量を正確に把握することは、温室効果ガスであるCO2の吸収源の推定精度を向上させることにつながり、将来の地球環境変動を予測する上でも非常に重要である。その光合成は太陽光を利用するが、利用されなかった光エネルギーの一部(〜3%)は、太陽光に誘起されたクロロフィル蛍光(Solar-Induced Fluorescence: SIF)として放出されるが、そのSIFと光合成量(=総一次生産: GPP)との関係が大変強いことがわかっており、炭素循環研究に生かすことが非常に期待されている。これまで発表者らは、東アジアの主要な生態系タイプにおいて、高分解能分光放射計による連続SIF測定システムを設置し、生態系光合成量との関係を明らかにし、SIF放出量は植物生理(生物的要素)と群落構造(物理的要素)によって制御されていることがわかった。また、森林における3次元放射伝達モデル(FLiES-SIF)とSIF-生態系炭素循環モデルの開発(VISIT-SIF)を行い、SIFによる生態系光合成量推定を行うためのデータとモデルの融合による研究体制が整ってきており、それらる現在進行中の地上観測・衛星・モデルによる統合的研究について紹介する。 |
| 著者氏名 | ○加藤知道 |
| 著者所属 | 北海道大学大学院農学研究院 |
| キーワード | リモートセンシング, 炭素循環, 気候変動 |
| Key word | remote sensing, carbon cycle, climate change |