第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S4. 林業はどこでやる? 林業採算性からゾーニングを考える[Where are Suitable Sites for Sustainable Forestry? Considering Forest Zoning focusing on Profitability]

日付 2025年3月21日
開始時刻 9:00
会場名 W109
講演番号 S4-5
発表題目 木材生産技術から見た生産適地判定における課題
Problems in determining suitable production areas from the perspective of timber harvesting operations.
所属 岩手大学
要旨本文 本報告では、木材生産技術の観点から見た適地選定の現状と課題について紹介する。経済性を考慮したゾーニングを実現するには、木材生産の技術的可否や効率性に基づく判断が欠かせない。この判断を支援するため、林野庁は簡易ゾーニング支援ツールを提供しており、その普及が進んでいる。しかし、これらの手法にもいくつかの課題がある。まず、適正な生産システムの判定について、従来の作業システムを前提に傾斜や地形の複雑性を基に検討されてきたが、近年は主伐を中心にCTLや大型架線系システムの導入が進んでおり、新たな生産システムの適応が求められている。また、生産システムの大型化に伴い、林道網の整備や輸送体制の強化といったインフラ面の課題も顕在化している。さらに、適地判定の規模感についても考慮が必要である。大面積での木材生産は、災害リスクの増加や機械作業規模の適正化に影響を及ぼす可能性があり、これを適切に評価することが求められる。また、セルベースでの適地判定が現場作業において必要とされるポリゴン単位の実務要件にどのように対応するかも、解決すべき課題の一つである。以上のの観点から見た適地選定の現状と課題について報告する。
著者氏名 ○齋藤仁志
著者所属 岩手大学農学部
キーワード 木材生産, 林道, 作業システム, 災害リスク
Key word timber harvesting, forest road, Operation Systems, Disaster Risks