第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2025年3月21日
開始時刻 ポスター発表
会場名 学術交流会館(ロビー)
講演番号 PD-16 (学生ポスター賞審査対象)
発表題目 廉価版ドローンレーザーを用いた森林計測ポテンシャルの評価
Evaluation of forest measurement potential using low-cost drone lasers
所属 新潟大学大学院
要旨本文 森林リモートセンシング技術の一つである上空からのレーザー計測には、UAV(無人航空機)をプラットフォームとする選択肢がある。UAV は、他のプラットフォームに比べて安価で導入が比較的容易という利点がある。一方、高価なレーザー計測機器を搭載することで高精細な点群データの取得が可能となるが、導入コストの高さが課題となる。近年、廉価版の UAV 搭載型レーザー計測機器が登場してきたが、森林計測に耐えうる性能を有しているのか、十分な検討はされていない。本研究は、森林計測における廉価版 UAV レーザーの可能性を評価することを目的としている。新潟県内のスギ林とブナ林の 3 地点を対象に、同機器を用いて2つの計測方法で点群データを取得した。計測高度は 80m と 140m を設定し、レーザー照射方法として、一定の軌跡を繰り返し照射する「リピート法」と、角度を変えながら円を描くように照射する「ノンリピート法」の 2 種類を採用した。これらを組み合わせ、計 4 パターンの計測を実施した。取得したデータは、ArcGIS、CloudCompareなどを用いて解析し、林分構造因子(立木位置、胸高断面積合計など)や単木情報(樹高、胸高直径など)の精度を検証した。
著者氏名 ○宮崎太梓1 ・ 村上拓彦2 ・ 長崎清3 ・ 廣島美和子4 ・ 高橋和泉4 ・ 清水有希4
著者所属 1新潟大学大学院自然科学研究科 ・ 2新潟大学農学部 ・ 3株式会社トップライズ ・ 4株式会社スカイフォトサービス
キーワード ドローンレーザー, 単木抽出, 廉価版
Key word Drone Laser, Single-tree extraction, Low-cost version