第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | 10:30 |
会場名 | N11 |
講演番号 | E-9 |
発表題目 | 農地跡地での植栽木の成長と土壌の関係 Growth of plantation trees in former farmland and its relationship to soil |
所属 | 鳥取県林業試験場 |
要旨本文 | 鳥取県内の耕作放棄地面積は農業従事者数の減少等による影響で増加傾向にある。長い期間耕作放棄され、荒廃した農地は公益的機能の低下や虫害の発生源となるなど、周辺に悪影響を及ぼす問題がある。荒廃農地の利用方法の一つに林地化があり、鳥取県内においても植林が行われている。しかし、植栽木の生育不良などの問題が発生している。そこで、生育不良の要因を土壌条件から探るべく調査を行った。主にセンダンとクヌギが植栽された田及び果樹園跡地で各10か所の調査地を選定し、調査地内に100m²のプロットを設定した。プロットは1調査地に1か所とし、調査地が棚田や溝で区切られている場合や果樹園跡地で斜面方位が異なる場合、植栽木の生育状態が著しく異なる地点がある場合はプロットを追加設定した。プロット内で、植栽木の樹体調査と5m間隔で長谷川式土壌貫入計による貫入試験を行った。樹体調査は春と冬の2回行い、1成長期での成長量を求めた。センダンの平均活着率は田跡地で約77%、果樹園跡地で約97%、クヌギの平均活着率は田跡地で約95%、果樹園跡地で約73%だった。活着率、樹高成長と土壌硬度、耕盤層の有無とその深度との関係について検討を行った。 |
著者氏名 | ○園田茉央 |
著者所属 | 鳥取県林業試験場 |
キーワード | 農地跡地, 土壌硬度, 活着率, 樹高成長 |
Key word | former farmland, soil hardness, survival rate, height growth |