第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

教育部門[Education]

日付 2025年3月22日
開始時刻 11:15
会場名 S12
講演番号 C-14
発表題目 学食からはじめる脱プラスチックー竹箸プロジェクト
Free plastic from university cafeteria-Bamboo chopsticks project
所属 京都大学
要旨本文 マイクロプラスチック問題は環境的に喫緊の課題であり、ヨーロッパでは使い捨てプラスチックの市場流通を禁止する規制も開始された。しかし日本においてはいまだ人々の意識は低い。京都大学食堂においても強度・費用面などに鑑みてプラスチック製の食器が使われている。そこでまずは口に触れる箸から、木竹製品に変えていくことで学生をはじめ人々の意識への訴えかけを行った。京都においても放置竹林が問題となっており、竹は積極的に利用すべき天然資源といえる。竹箸生産工場、大学生協の協力を得て、京都大学北部食堂において2023年12月より600膳の竹箸を導入し、週1回程度の簡易検査と月1回のカビ数検査を行い、衛生面で問題がないか検討した。長期間の使用を見据え、食洗器の温度を変え竹箸の曲がり方を測定し、乾燥方法を検討した。使用感および環境意識についてアンケート調査を行い454人の回答を得た。2024年10月中旬から構内の別の食堂にも利用を広げ、再度アンケート調査を行い448人の回答を得た。プラスチック削減をめざす竹箸プロジェクトの概要および課題について紹介し、得られたアンケート結果より大学生の環境意識について報告する。
著者氏名 ○檀浦正子1 ・ 時任美乃理1 ・ 持留匠1 ・ 村田紗也1 ・ 森田瑞穂1 ・ 中田貫太1 ・ 小笠原良1 ・ 堀内真花2 ・ 豊川雛衣3 ・ 松浦順三4
著者所属 1京都大学大学院農学研究科 ・ 2京都大学経済学部 ・ 3京都大学大学院地球環境学堂 ・ 4京都大学生活協同組合
キーワード 竹箸, 木竹製品, 脱プラスチック
Key word Bamboo chopsticks, Wood-bamboo products, Free plastics