第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
教育部門[Education]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | 10:45 |
会場名 | S12 |
講演番号 | C-12 |
発表題目 | 中学校の総合学習におけるシカ捕獲の取扱い Handling of Deer Capture in Integrated Studies at Junior High Schools |
所属 | 長野県林業総合センター |
要旨本文 | 長野県大町市の特認校である公立美麻小中学校の7年生(中学1年生)13名は、シカを地域資源として捉え、総合学習の中でジビエ加工や鹿皮のなめしと加工作業を行い地域で販売するなど、今年度から3年間かけてシカ素材の6次産業化を目指している。一方、当センターでは増えすぎたシカを効率的に捕獲する手法を研究している。今回、シカによる林業被害が発生し始めている大町市美麻地区の山林において、林業従事者が施業地内で自動撮影カメラを用いたシカの捕獲実証試験を行った結果、2024年10月から11月の30日間で3頭のシカ捕獲に成功した。しかしこれまで、美麻小中学校の取り組みとシカ捕獲の現場は結び付いていなかった。被害対策としてのシカの捕獲と地域資源としてのシカ素材の活用促進という地域課題に対応するためには、学校を要として捕獲現場から販売までを連続させる必要があると考えた。そこで、捕獲現場と学校の取り組みを結び付けることを目的として、美麻小中学校でシカの捕獲実証試験の概要を紹介するとともに、なぜシカを捕獲するのかを生徒たちに問いかけたので、その事例を紹介する。 |
著者氏名 | ○柳澤賢一1 ・ 下川龍一2 ・ 草野岳也2 ・ 和田一孝3 ・ 森達規4 |
著者所属 | 1長野県林業総合センター ・ 2企業組合山仕事創造舎 ・ 3大北地区猟友会美麻支部 ・ 4大町市立美麻小中学校 |
キーワード | 中学校, 総合学習, 地域課題, ニホンジカ, 捕獲 |
Key word | Junior High Schools, integrated learning, local problem, sika deer, capture |