第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T2. 森林環境の持つ保健休養機能の基礎的研究と応用研究−森林+αの可能性ー[Basic and applied studies and possibilities on forest amenities]

日付 2024年3月8日
開始時刻 15:00
会場名 441
講演番号 T2-4
発表題目 九州の病院における森林療法の導入
Introduction of Forest Therapy (Shinrin ryoho) in a Kyushu local hospital
所属 東京農業大学
要旨本文  本研究では、地域病院の敷地内に数haの森林を有し、患者の保健休養に活用している事例を報告する。研究の対象地は、北九州市八幡区の医療法人ふらて会の西野病院。同病院は9haの山林を病棟に隣接して所有し、山林は、コナラ、アベマキ、クリなどのブナ科を中心に、ヤブムラサキ、エノキ、ハゼノキ、イロハモミジなども混交する落葉広葉樹と、タブノキ、ヤブニッケイ、シロダモ、モチノキ、ウバメガシ、ナンテン、ヒサカキ、サカキ、サルトリイバラなどの常緑広葉樹が混交している。 2022年からそれらの森林環境の調査とその樹木を使った研修会を開始し、病院院長をはじめ、看護師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、介護福祉士などの各職員が参加した。2023年から患者を対象とした森林療法のプログラムが開始され、そのプログラムは、ほぼマンツーマンの体制で実施され、散策、樹木案内、樹木の葉の香りや葉の感触を楽しむ、林内の空気の体感、回想法、芳香水の作成などが行われた。実施の結果、患者の個人差、ニーズの幅が広いこと、また、林内や林縁に「過ごしやすい場所」が必要であることなどが提示された。
著者氏名 ○上原巌
著者所属 東京農業大学地域環境科学部
キーワード 常緑広葉樹, 里山, 広葉樹二次林, 高齢者, 整備
Key word Evergreen broad leaf tree, satoyama, coppice, elder patients, treatment