第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S9. スマート林業の現場実装を見据えた研究開発[The smart forestry, from research and development to implementation]

日付 2024年3月8日
開始時刻 14:15
会場名 442
講演番号 S9-3
発表題目 長野県におけるGNSS測量技術の普及とRTK基準局設置の取組み
Dissemination of GNSS Surveying Technology and Efforts to Build RTK Base Stations in Nagano Prefecture
所属 長野県森林組合連合会
要旨本文 長野県森林組合連合会では、森林整備現場における測量業務の労務負荷軽減を目的として、GNSS測量技術の普及を進めている。令和4年度には、GNSS測量精度の向上や林業機械の自動制御技術への応用を目的として県内森林組合の事務所等にRTK基準局を設置した。令和4年度に長野県に対してGNSS測量成果による補助金申請のあったデータを分析したところ、申請者が提出したGNSS測量成果と長野県が同じ現場で検査した測量成果との誤差の平均値はDGNSS測位の場合で1.107m、RTK測位の場合で0.565mであった。標準偏差はDGNSS測位の場合で0.623m、RTK測位の場合で0.490mであった。また、施業種別に検証したところ、獣害防除や保育間伐、搬出間伐といった上空の開空度が低くGNSS測量に不利な条件の場合、DGNSS測位では誤差の最大値が2.910m、RTK測位では1.298mであった。GNSS測量は、DGNSS測位であっても測位の条件に留意すれば実用に耐えうる精度を実現できるが、RTK測位を行うことで精度の向上と測位成果の再現性が確認された。当日は、スマート林業技術の県内での普及状況と課題についても併せて報告する。
著者氏名 ○松永宙樹
著者所属 長野県森林組合連合会業務部開発室
キーワード GNSS測量, RTK基準局, 現場実装, スマート林業
Key word GNSS surveying, RTK base stations, Implementation, The smart forestry