第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S8. 山地森林環境の長期的な変化と,それらが水・土砂・流木の流出に及ぼす影響をふまえた災害予測の可能性[The effect of long-term changes in mountain forest environment on water, sediment and woody debris transport and possibility of disaster prediction based on those knowledges]

日付 2024年3月8日
開始時刻 9:00
会場名 443
講演番号 S8-2
発表題目 森林の成立に伴う物質循環機構の変化
Changes in nutrient cycling with the forest development
所属 京都大学
要旨本文 森林生態系の物質循環は、森林を構成するコンパートメント;土壌・樹木・その他の生物の組み合わせやそれらの状態によって異なる。特に、森林の成立や攪乱からの時間といったもので変化する。ここでは森林を伐採し、その後植林した場合、樹木の成長に伴って物質循環がどのように変化していくかをみていく。例えば、和歌山県と奈良県の県境にあるスギ人工林は約1000haの人工林は、集水域を施業の単位としている。その結果、ほぼ同じ施業をした林齢が異なる多数の集水域がほぼ同じ気象条件にあり、森林の成立に伴う物質循環の変化を調査するのに都合がよい。この森林を伐採した際にはそれまで樹木が吸収していた水や養分が使われなくなり、河川へ流出することが知られている。その後、植栽された樹木が成長するのに伴い、水・養分ともに再び樹木に利用されるようになり、河川へ流出する量は減少していく。発表では窒素の動態を中心にその他の事例なども紹介する。
著者氏名 ○徳地直子
著者所属 京都大学フィールド科学教育研究センター
キーワード 物質循環, 窒素, 人工林
Key word nutrient cycling, nitrogen, plantation