第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S7. 森林教育研究のさらなる発展を目指して―森林環境を活用した教育活動の可能性を探るー[For Seeking to Extend Forest Education Research Activities: Exploring the Possibilities of Educational Activities Utilizing the Forest Environment]

日付 2024年3月10日
開始時刻 9:00
会場名 411
講演番号 S7-6
発表題目 森林環境における野外運動授業が大学生の創造性に及ぼす影響
Effects of outdoor education classes in a forest environment on the creativity of university students
所属 筑波大学
要旨本文  現代社会は、環境が複雑化し将来予測が困難なVUCA時代である。この世界を超克するために「創造性」は不可欠であり、高等教育には「統合的な学修経験と創造的思考力」の育成が求められる。ところで野外教育は、「場」や「他者関係」の非日常性があり、構造的にも機能的にも、日頃と異なる考え方を要求すると言われている。「新たな行動や思考」のクリエイティブな経験は、自分自身の創造性への認識(Creative Self)を変化させていく可能性がある。なお本研究では、「野外教育的なアプローチを基盤とした主に野外で実施される運動種目」を「野外運動」と操作的に定義する。 本研究の目的は、自然環境の中でも「森林環境」を利用した野外運動プログラムを用いて、森林の教育・心理的価値について知見を得ることである。そこで本研究では、[課題1]森林環境を活用した野外運動授業の特徴を整理し、創造性創発機序を明らかにし、[課題2]野外教育の理論・実践に基づく大学体育としての野外運動授業が、学修者の創造性に与える影響について検討を行った。
著者氏名 ○渡邉仁
著者所属 筑波大学体育系
キーワード 創造的自己, 環境, 定時型授業, 創造的自己効力感, 創造的思考様式
Key word creative self, environment, regular weekly classes, creative self-efficacy, creative mindsets