第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S7. 森林教育研究のさらなる発展を目指して―森林環境を活用した教育活動の可能性を探るー[For Seeking to Extend Forest Education Research Activities: Exploring the Possibilities of Educational Activities Utilizing the Forest Environment]

日付 2024年3月10日
開始時刻 9:00
会場名 411
講演番号 S7-2
発表題目 中学校における森林環境教育の取り扱いについて
Regarding the handling of forest environmental education in junior high schools
所属 鹿児島市立谷山中学校
要旨本文  現在,鹿児島県内の教育現場では,県が策定した「鹿児島県環境教育等行動計画」や鹿児島市主体の取り組みである「鹿児島市学校版環境ISO認定制度」など様々な環境教育推進のための取り組みが行われている。学習指導要領上では,総合的な学習の時間や各教科の学習において生きる力や持続可能な社会の実現,自然体験活動の充実などについて記載があるものの,環境教育に関する記載がほとんどないのが現状である。また,SDGsに関しては現行の学習指導要領が令和3年からの全面実施(平成29年告示)のため記載はない。 今回,調査対象とした鹿児島市立谷山中学校は,鹿児島市内の南部に位置し,生徒数約1000人(1年生:8学級,2年生:9学級,3年生:9学級,特別支援:8学級)を有する鹿児島県一の大規模校である。 本調査では,学習指導要領や鹿児島県が推進する環境教育計画などを受け,授業の中で森林環境教育をどのように取り扱うのか,及び,生徒の森林環境教育に関する意識調査を行い,鹿児島県における森林環境教育の現状と課題について報告する。また,教科における初回の授業開きや特別支援学級の自立活動で行ったネイチャーゲームなど実践事例に関しても報告する。
著者氏名 ○Rina Tamaoki
著者所属 鹿児島市立谷山中学校
キーワード 中学校, 森林環境教育, 学校教育
Key word junior high schools, forest environmental education, edcation