第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

利用部門[Forest Engineering]

日付 2024年3月8日
開始時刻 ポスター発表
会場名 543
講演番号 PK-10
発表題目 受け口・追い口形状の実態調査
Understanding the current situation of felling notch and buck cut
所属 森林総合研究所
要旨本文 林業の死傷年千人率は全産業の平均値の10倍ほどであり、林業の労働災害の低減が求められている。特に、伐木作業は林業の労働災害の4割を占め、死亡災害の6割を占めており、伐木作業の安全性向上が欠かせない。チェーンソによる基本的な伐倒方法はガイドライン等に示されているが、現場ではどのように伐っているかはわかっていない。そこで、本研究では現場の伐り方を明らかにすることを目的に、伐倒後の切株の寸法を計測した。計測では、伐倒方向を推定できるように、列状間伐において伐倒列に下方伐倒する現場を対象とし、受け口の深さ・左右両端のツル幅などを計測した。その結果、切株の34%は受け口の深さが切株径の1/4未満であり、切株の37%は両端いずれかのツルが全く残されていないことが分かった。
著者氏名 ○猪俣雄太1 ・ 北原文章2 ・ 福本桂子3 ・ 中田知沙1 ・ 山口浩和1
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所
キーワード 伐倒技能, 受け口, 追い口
Key word felling-skill,, notch cut, buck cut