第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

日付 2024年3月10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 543
講演番号 PJ-59
発表題目 間伐による林内風荷重の変化
Change in the wind force acting on a tree trunk by artificial thinning
所属 森林総研
要旨本文 健全な人工林の育成には適切な間伐施業が欠かせないが、間伐後には風害リスクが上昇することが指摘されている。しかし、どのような施業を行えばどれだけ風害リスクが上昇するのか定量的な関係は明らかではない。間伐の前後においては、間伐による林内ギャップの生成に加え、樹木個体のサイズや形状比、立木密度などの違いにより、樹木個体にかかる風荷重の変化に差異が生じると考えられる。しかし、現在までのところそのような実測データはほとんど存在しない。我々は、独自に開発したひずみゲージを利用した風荷重測定手法を用い、実際に間伐が行われる野外の人工林内で、複数の樹木個体に対して間伐前後での風荷重計測を実施した。測定は間伐率が異なる2ヶ所の人工林(共にヒノキ40年生林)で行われた。その結果、本数間伐率30%の試験地では間伐後に樹木にかかる最大風荷重が平均1.4倍になった一方、20%の方では間伐前後で最大風荷重に変化がなかった。今後さらに樹木個体の位置や状況と風荷重との関係を解析し紹介する予定である。
著者氏名 ○宮下彩奈 ・ 鈴木覚
著者所属 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林災害・被害研究拠点
キーワード 風害, 風荷重, 幹ひずみ
Key word wind damage, wind force, trunk strain