第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

日付 2024年3月10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 532
講演番号 PJ-36
発表題目 北海道道東の森林において微動アレイ探査を用いた地下構造の推定
Estimation of underground structure using microtremor array method in cool temperate forests of eastern Hokkaido
所属 福島大学
要旨本文 森林集水域における水・窒素の流出および収支を把握する際,集水域境界(分水嶺)をまたぐ水や物質の流出入は想定されていない。分水嶺は一般的に地表面の地形で規定されるが,地下の岩盤あるいは不透水層の地形が地表面地形と大きく異なる場合,分水嶺をまたぐ地下水の流出入の影響は無視できない。本研究では,集水域外から分水嶺を超えて水や窒素の流入が推測される森林において地下の地盤構造の観測を試み,地表と地下の地形の違いを明らかにすることを目的とした。調査地は北海道根釧台地西端に位置する京都大学北海道研究林である。地下構造把握のため直交3成分の加速度型微動計を用いた微動アレイ探査を行った。本調査法は硬く安定した地表面での実施が一般的で,ササ型林床をもつ森林での実施例が無く,微動計の設置方法を工夫した。微動計から取得した常時微動の波形データからレーリー波位相速度の分散曲線を算出し,1次元S波速度構造を推定した。また,調査測線を設定し測線に沿った2次元S波速度構造を推定した。その結果,測線上では地表と地下の分水嶺の位置が約800mずれており,森林集水域の水や窒素収支の評価に重大な影響を与えている可能性が考えられた。
著者氏名 ○福島慶太郎1 ・ 小田義也2 ・ 渡邊詩子2 ・ 太田光2 ・ 長澤耕樹3
著者所属 1福島大学食農学類 ・ 2東京都立大学都市環境科学研究科 ・ 3京都大学大学院人間・環境学研究科
キーワード 微動アレイ法, 地下水流動, 分水界, 地下水水質
Key word microtremor array method, groundwater flow, watershed boundary, goundwater chemistry