第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

立地部門[Forest Environment]

日付 2024年3月10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 532
講演番号 PI-34
発表題目 仙台青葉山丘陵に見られる下層に赤色層を持つ森林土壌の化学的特性について
Chemical properties of forest soils with red subsoil in the Aobayama Hills, Sendai City, Japan
所属 東北工業大学
要旨本文 青葉山丘陵をはじめとする宮城県の西部丘陵には次表層に赤色を帯びた層を持つ赤黄色土が存在することが知られている。丘陵の東端にあたる仙台市太白区二ツ沢緑地において土壌表面から1m以内に古赤色土と推定される赤色層を発見したことをうけ、丘頂の平坦面から谷頭凹地・谷底面にいたる地形傾度に沿って複数の断面調査を行い赤色層の出現位置や理化学性(粒径組成、pH、交換性塩基、交換性Al、CEC、交換酸度、リン酸吸収係数)  の変化を調べた。赤色層の厚さは20~30㎝ほどで不安定な急斜面ほど浅い位置に出現する傾向があり、谷底部では認められなかった。また、赤色層は扇状地堆積物と推定される礫層の上部に出現していた。赤色層より上層では、pH(NaF)、交換酸度、リン酸吸収係数など値が高くなる層が認められ火山灰の影響が推察された。
著者氏名 ○佐野哲也 ・ 針生祐吾 ・ 中島啓喬
著者所属 東北工業大学工学部環境応用化学科
キーワード 赤黄色土, 粘土集積層, 火山灰, 土壌化学性, 地形
Key word red yellow soil, argic horizon, volcanic ash, soil chemical properties, topographic features