第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

植物生態部門[Forest Ecology]

日付 2024年3月10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 532
講演番号 PH-46
発表題目 阿武隈高地のモミ林のモニタリング試験地における20年間の林分構造の推移
Twenty-years change of stand structure of Abies firma stand located in Abukuma Highlands.
所属 森林総合研究所
要旨本文  林木育種センターでは阿武隈高地生物遺伝資源保存林内のモミ林において林分構造の推移を把握するためのモニタリング調査を行っている。林分構造の変化パターンは、林分ごとのモミの優占度合によって異なることが予想されたため、モミが高い割合で優占する林分(以下、モミ優占林;2001年設定)およびモミと落葉広葉樹が混交する林分(以下、混交林;2002年設定)の2か所に調査区を設け、5年おきに20年目まで調査を行った。調査は、調査区内に出現した胸高直径5cm以上の全個体について、位置座標の記録、樹種同定および胸高位置の周囲長の計測を行った。その結果、2調査区に共通して見られた林分構造の推移の特徴として、モミの胸高断面積合計が一貫して増加する傾向が認められ、反対に落葉広葉樹の胸高断面積合計が低下する傾向が認められた。一方モミの個体数については、モミ優占林では減少傾向、混交林では増加傾向と、2調査区で異なる傾向を示した。モミ優占林ではモミの小径木がほとんど肥大成長していないことから、2調査区間のモミの個体数の増減傾向の違いをもたらした要因は、小径木が利用できる林内の光環境の差であると考えられた。
著者氏名 ○玉城聡1 ・ 稲永路子1 ・ 福山友博1 ・ 磯田圭哉2 ・ 岩泉正和3 ・ 木村恵4
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場 ・ 4秋田県立大学生物資源科学部
キーワード モニタリング試験地, 林分構造の推移, モミ
Key word monitering site, change of stand structure, Abise firma