第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]

日付 2024年3月10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 531
講演番号 PF-31
発表題目 スギ雪圧害抵抗性検定林の10年次データを用いた解析
Analysis based on data gained from resistance of snow damage test site on 10-year-old sugi
所属 森林総合研究所林木育種センター東北育種場
要旨本文 スギ(Cryptomeria japonica)に対する雪圧害の一つに根元曲がり被害がある。根元曲がり被害は、東北地方の多雪地域の森林において多く発生しており、利用価値の高い根元部分の一番丸太が利用できず大きな問題となっている。根元曲がり被害は系統により被害の程度が異なることが知られており、根元曲がりが小さい系統をスギ雪害抵抗性品種として開発してきた。東北育種場では、これら抵抗性同士を人工交配した検定林を設定し、次世代の選抜を現在進めている。ここでは、2008年10月に山形県真室川町に設定された検定林の調査結果について報告する。同検定林は、スギ雪害抵抗性3系統および非雪害抵抗性の2系統を用いた5×5フルダイアレル交配の人工交配家系20家系、スギ雪害抵抗性の自然交配家系18系統とさし木クローン2系統が植栽されている。2019年に樹高、根元直径および傾間幅の調査を行ったので、その結果について報告する。
著者氏名 ○井城泰一 ・ 三嶋賢太郎 ・ 那須仁弥
著者所属 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター東北育種場
キーワード スギ, 雪圧害, 抵抗性
Key word cryptomeria japonica, snow damage, resistance