第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]

日付 2024年3月10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 531
講演番号 PF-23
発表題目 カラマツ着花変異系統を用いた雌花着花に関わる遺伝子座の探索
Search for causative loci related to female flowering using Japanese larch mutant lines
所属 森林総合研究所 林木育種センター 東北育種場
要旨本文 カラマツは、我が国の主要造林樹種であり、近年では、木材加工技術の進展による集成材としての利用の高まりを受けて、造林面積が増加しており、種苗の安定供給が望まれている。しかし、カラマツには雌花着花に顕著な豊凶があり、安定的・効率的な種苗生産を行うためは雌花着花特性の改良が必要であり、重要な育種目標となっている。カラマツ遺伝資源の中には連年雌花着花する系統が知られており、これらの雌花着花の原因の解明を行うことで、カラマツの雌花着花機構の理解を進めることが重要な研究課題であると考えている。これまでに連年雌花着花する系統を親として、雌花着花形質が分離するマッピング集団を複数作出しており、これらの分離集団を用いた連鎖解析を進めてきた。本報告では、連鎖解析によって得られた結果について報告する。
著者氏名 ○三嶋賢太郎1 ・ 白澤健太2 ・ 井城泰一1 ・ 平尾知士3 ・ 平川英樹2 ・ 福田陽子4 ・ 永野聡一郎3 ・ 福田有樹5 ・ 宮本尚子1 ・ 小長谷賢一6 ・ 平岡裕一郎7 ・ 田村明3 ・ 倉本哲嗣3 ・ 高橋誠3
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター東北育種場 ・ 2かずさDNA研究所 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター ・ 4国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター北海道育種場 ・ 5国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場 ・ 6国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林バイオ研究センター ・ 7静岡県立農林環境専門職大学
キーワード カラマツ, 雌花, 原因遺伝子座
Key word Japanese larch, female flower, causative loci