第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2024年3月8日
開始時刻 ポスター発表
会場名 531
講演番号 PD-8(学生ポスター賞審査対象)
発表題目 シミュレーションによる空中ビッターリッヒ法の検討
Simulation of the aerial Bitterlich method
所属 近畿大学大学院
要旨本文  井上によって提案された空中ビッターリッヒ法によると(第78回九州森林学会大会において発表),ドローンによって空撮した写真上での立木本数のカウントのみの作業によって,同齢単純林における平均樹高を推定できる。この方法は,ビッターリッヒ法を樹高の推定に応用した平田法を地上からではなく,上空から行うものである。具体的には,対象林分上空の任意の地点から定角で見下ろした範囲内に収まる立木本数を写真上でカウントする。この作業を複数地点で繰り返し,カウント数の期待値を求めることで,平均樹高を推定できる。また,この方法において必要となる林分密度については,2つの異なる地上高で写真を撮影し,カウント数の差分を求めることで,林分密度も推定できる。しかし,この方法を現実林分に適用する際に問題となる(1)定角の大きさ,(2)写真を撮影する地上高,(3)写真の撮影枚数については検討されてない。今回の発表では。林齢20年から80年生の仮想林分を作成し(林齢20年刻みの4パターン),立木位置図上でのシミュレーションを行うことによって,上記の3つの最適な組み合わせについて検討したので,その結果を報告する。
著者氏名 ○小澤瑞樹1 ・ 井上昭夫1,2
著者所属 1近畿大学農学部 ・ 2近畿大学アグリ技術革新研究所
キーワード 空中ビッターリッヒ法, ドローン, 平均樹高, 林分密度
Key word Aerial Bitterlich method, UAV, Mean tree height, Stand density