講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付	2024年3月10日
開始時刻	ポスター発表
会場名	531
講演番号	PD-49
発表題目	スギ人工林における強度間伐後の樹冠閉鎖 Canopy closure after intensive thinning of Japanese Cedar plantation
所属	群馬県林業試験場
要旨本文	森林経営計画制度に基づく間伐は、樹冠疎密度が10分の８以上の箇所について、定められた間伐率（材積間伐率35%）以下で、かつ５年以内に樹冠疎密度が10分の８以上に回復すること等の条件がある。間伐が遅れた過密人工林においては、形状比及び樹冠長率等の改善のために強度の間伐が必要であるが、材積間伐率の上限及び樹冠閉鎖の条件を考慮する必要がある。しかし、材積間伐率上限で間伐した場合において、樹冠閉鎖がどのように推移するのか調査した事例は少ない。そこで本研究では、間伐の遅れた若齢段階のスギ過密人工林において、材積間伐率の異なる試験区を設け、材積間伐率の違いにより間伐後の樹冠閉鎖がどのように推移するのか調査した。調査地は林齢44年のスギ人工林とし、材積間伐率約25%、約30%、30%以上の試験区を設置した。調査地において、間伐後１成長期目から４成長期目にRTK付きUAVによる空撮を行い、得られたオルソ画像及び樹冠点群データから、標準地内の個体の樹冠をポリゴン化し、樹冠疎密度を求めた。今回は本研究の途中経過について報告する。
著者氏名	○飯田玲奈1 ・ 奥泉春夫2 ・ 太田学志2
著者所属	1群馬県林業試験場 ・ 2有限会社和泉測量
キーワード	スギ人工林, 強度間伐, 樹冠閉鎖
Key word	Japanese Cedar plantation, intensive thinning, canopy closure