第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2024年3月10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 541
講演番号 PD-37
発表題目 高知県におけるスギ・ヒノキの「フェアプライス」
Fair prices of Japanese cedar (Cryptomeria japonica) and cypress (Chamaecyparis obtusa) in Kochi Prefecture, Japan
所属 高知大学
要旨本文 農林水産省は2023年7月に、食品の適正な価格形成の理解を促進することを目的とした「フェアプライスプロジェクト」を開始した。木材は植林から収穫に長期を要するうえ、我が国では造林・育林作業コストの大半を補填する補助金制度が長年存在するため、木材の「適正」価格は一層不明瞭であり、実際、現在の原木市場における木材価格は「適正」でないのではないか、と考える関係者も少なからずいる。適正価格が分かれば、それに向けた改善方策を考えることができるうえ、持続的な木材利用による炭素固定効果を考慮した炭素価格を検討する一資料となりうるが、森林・林業分野において、木材の適正価格を具体的に明らかにしようとした事例は見当たらない。そこで本研究では、法正状態において補助金なしに所与の木材供給量を持続的に確保しうる木材価格で「適正な木材価格」を定義して、高知県スギ・ヒノキの適正な木材価格の算定を試みた。これは、法正状態における永続的な供給曲線をミクロ経済学的に導くことで実現される。本発表では方法論の概要と高知県における実際の算定結果、適正価格と現実の価格のギャップを埋めるために必要となる炭素価格などについて報告する。
著者氏名 ○守口海1 ・ 川上真利子1 ・ 白澤紘明2 ・ 有賀一広3 ・ 鈴木保志1
著者所属 1高知大学農林海洋科学部 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 3宇都宮大学農学部
キーワード 人工林, 原木価格, 適正価格, 法正林, 供給曲線
Key word Planted forest, Timber price, Fair price, Normal forest, Supply curve