第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2024年3月8日
開始時刻 ポスター発表
会場名 531
講演番号 PD-25(学生ポスター賞審査対象)
発表題目 航空機LiDARデータを用いた佐渡島の管理放棄スギ人工林抽出方法の検討
Extraction of under-managed Japanese cedar plantation using airborne LiDAR data in Sado Island
所属 新潟大学大学院
要旨本文 近年、国内林業の低迷により間伐などの森林管理が放棄された人工林(管理放棄人工林)が増加している。また、2050年カーボンニュートラルに向けた森林管理を促す動きが高まっている。そのため、今後適切な森林管理を行うために、管理放棄人工林の分布を広域的に把握する必要がある。本研究では分布把握の手段として、広域かつ高精度に森林を計測できる航空機LiDARを用いる。林分の密度の指標となる相対幹距比に着目し、管理放棄スギ人工林を抽出することを目的とした。対象地は、新潟県佐渡市の大佐渡エリアである。航空機LiDARデータは、2020年10月から11月に計測されたデータを用いた。このデータから、セルサイズ0.5mのDSMとDTMを作成し、その差分からDCHMを得た。相対幹距比を推定するために、ArcGIS ProとRを用いてDCHMから樹頂点抽出を行い、樹高と立木密度を算出した。また、画像分類によってスギ人工林を抽出した。得られた各スギ人工林において相対幹距比を推定することで、管理放棄スギ人工林の抽出を試みた。
著者氏名 ○佐藤楓1 ・ 村上拓彦2
著者所属 1新潟大学大学院自然科学研究科 ・ 2新潟大学農学部
キーワード リモートセンシング, 航空機LiDAR, 管理放棄スギ人工林
Key word remote sensing, airborne LiDAR, under-managed Japanese cedar plantation