第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

高校生ポスター発表[high-school student poster presentation]

日付 2024年3月8-10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 542
講演番号 KP-20
発表題目 未然倒木林の活用から広がる未来
所属 京都府立北桑田高等学校
要旨本文  令和2年7月豪雨により叡山電鉄貴船口駅付近にて大規模な土砂崩れや、倒木が起こり2020年7月8日から2021年9月17日の437日間市原から鞍馬駅区間が運休しました。私たちはその事実を知り何かできないかと考え今回の取組を始めました。京都市が実施した森林整備事業にて伐採された木材を木製品の原料とし加工を始めました。地産材を活用した木製品を貴船口駅の待合ホーム、駅入り口に設置することで駅利用者の憩いの空間を演出したいと考えました。まずは府内産木材利用拡大活動として、公共施設への木製品の寄贈、森林の大切さを伝えることを目的とし木工製品を製作、納品しました。今年度作成したテーブルは全て倒木未然防止のために伐採した木を用いて、一から作成しました。今回の取組はSDGsの項目に当たる部分が多くあり、今回の活動は倒木未然防止の樹木を使用しましたが、この活動が広がれば放置林の改善にも効果を出すことができ、積極的に木材を利用することで森林管理につながり、本来の森林の役割を果たすことができると考えています。
著者氏名 3年 前田涼音、三上欣也、井上晴喜
著者所属 京都府立北桑田高等学校